こんにちは〜、ちょまです。一気に春めいてきましたね〜。
さて突然ですが、現在将棋の王将戦が行われています。藤井竜王対羽生九段の戦いで、7番勝負なので先に4勝した方が勝ち。先日羽生九段が負けて2勝3敗に、現王将ホルダーの藤井竜王は3勝2敗になり、藤井さんは王将防衛まであと1勝となりました。
私は若い頃から同世代の星である羽生さんの大ファンです^^。
20代名古屋に住んでいたとき金山の公会堂で対局があり、会場の外で帰りを待ついわゆる「出待ち」^^を一度したことがあります。スーツを着た多くの大人たちに見送られる中、タクシーに乗った羽生さん。
20歳を少し過ぎたばかりで対局時はもうバリバリキレキレの才気走ったご様子なのに、タクシーの中の羽生さんは後部座席ドアの上についたアシストグリップをしっかり握っておられたギャップにほっこりしたのを覚えています。(そのとき雨の中一緒に出待ちしてくれたのが現在の夫です^^)。
あれから30年(きみまろさん風 笑)。羽生さんはずっとずっと凄いです。
ここ1、2年前から健康問題もあってか少しお元気がないようで勝手に心配しておりましたが、このところまたとても生き生きされているご様子がとても嬉しいです。
羽生さんをはじめ「棋士」に憧れます。将棋には運(まぐれ)がほとんどないと言われますが、その勝負の世界で生きる、ってカッコいい・・^^。
でも考えてみればスポーツ選手をはじめどんな仕事も勝ち負け?(成功失敗?)があると言えばありますね・・^^。
その中で棋士がすごいなと私が思うのはなんと言っても「感想戦」があるということ。勝負がついた後、その場で対局相手と「あそこはこうだったね、ここはどうだったの?」とその一局について振り返りながら検討をしていくのです。
これ、勝った方はいいですが、負けた時とんでもない精神力が必要ですよね・・。私なら自分のふがいなさに堪えられず盤上の駒をちゃぶ台返しのようにひっくり返してしまいそう・・。
仕事で失敗した時、誰しも悔しく思ったり反省したりすると思いますが、それは個人的にやるわけで・・(たまにみんなの前で叱られることもありますが^^)。なのに将棋では、負けた直後に、衆目の中で、負けた相手から、そして自分自身からも長時間(長いと1〜2時間)にわたって直接傷口に塩を塗られ続けるような、とんでもないシステム・・(そういうことじゃないのですけどね)。
そもそもその前に将棋の「負け」というのは、「負けました」と宣言して成立します。レフリーに決めてもらえるのではなく、負けの時点を自分で決めないといけません(泣)
負けたと宣言すること、そしてその後の感想戦・・とてもとてもメンタル的に厳しいルールですが、そこに向かい合うことで技術的にも精神的にも鍛えられるのだと思います。正しく己との戦い。
レベルの低〜い負けず嫌いで地団駄踏んでいる私には、このヘビーなメンタル環境を制していく棋士がカッコ良すぎるんですよ〜〜。本当に心の底から憧れ&尊敬しています。
最近は将棋の観戦専門ファンを「観る将」と言うらしいですね^^ 。Amebaをはじめライブ配信がされるようになってまた楽しみが増えました。
今回の王将戦は20歳にして史上最強と誉高い藤井竜王と永世7冠の称号をもつ伝説の棋士羽生九段の戦い。このところ衰えを囁かれていた羽生さんは52歳にして調子をあげ挑戦者決定リーグを全勝で勝ち上がり、藤井さんへの挑戦者になりました。将棋ファンが待ちに待った夢のカードが実現したんです。
始まる前は藤井さんの一方的な優勢と思われていましたが、これまでの5戦は予想外の大接戦に大盛り上がりです。羽生さんは、単に勝った負けたではなく、どう勝つのか、どんな棋譜を二人で作り上げるのかを藤井さんに求めているような対局。まさしくTOP OF TOPの戦いにロマンを感じます。
次は6戦目。さてさてどうなるのか・・。いろいろ思いを馳せながら3月11日を待ちたいと思います。
ではこのへんで〜^^
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